292回目のブログは【TOEIC900点とってもまだ英語が聞き取れないと実感されている方へ】のお話をしようと思います!
TOEICでの900点以上をとったのに、
英語での会話や英語のニュースを聞いた時に
瞬間的に英語がアウトプットできない、瞬間的に意味理解ができない。
そんな悩みを抱えて当校にいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
今回は今後TOEICの点数ではなく、
しっかりと英会話で使えるアウトプット力
しっかりと聞けるリスニング力をつけるためには
どういった学習アプローチが適しているのか
そこを今日はお話ししていこうと思います。
通訳の英語学習が、近年の英会話習得にも導入されている理由
一昔前までの英会話教育では
【通訳の訓練】と【英会話習得】は全く違うものとしてとらえられてきました。
大きな理由として
通訳するプロセスでは頭でいちいち考えるため時間がかかって瞬発性に掛けるという
間違った認識があったからです。
(※小松達也「英語で話すヒント―通訳者が教える上達法」より一部引用 )
通訳と聞くと【word-for-word translation】、つまり言葉を訳すという印象を持たれていますが
しかし英語をダイレクトにそのまま訳すと
自然な表現にはなかなかなりません。
特A級の通訳の方というのは、
この辺のニュアンス、うまく日本語にすることが
素早くかつ分かりやすい、しかも美しい
そこが【いい通訳者であるか否か】の違いではないのか?とこの本では述べています
私自身、油圧関係や専門機材のシステム関係の通訳する機会があった際に
全く知識がないので、ここをword-for-word translationで乗り切れと
先輩に言われ、頑張って乗り切った経験があります。
でも、このword-for-word translationでも正しくやればきっちり伝わります。
特に通訳する内容のプロや専門家であれば、
しっかりと内容をとってくれるんです。
でもこのword-for-word translation ができるには
①音を正確に取れるようになる必要
②英語を英語のまま理解できるようになる必要
この2つが求められます。
たまに「何となく言っていることはわかるけど、内容がリテインできない」
とおっしゃる方がいますが
おそらく単語(特に前置詞や代名詞等の機能語)が細かく聞こえていないため
聞き取れた内容語(動詞やら名詞やら)で言っている内容を何となく予測していることが考えられます。
これでは、word-for-word translationですらできません。
通訳の訓練には
この「音を正確に拾えるようになるための練習」があります。
その一つがシャドーイングの練習です。
シャドーイングの練習といってもたくさんありますが
特にこの「正しく音が拾えるようになる練習」は
プロソディシャドーイングを行います。
プロソディとは、ネイティブが自然に会話で出すような
単語や文章中に現れる、
リズム、イントネーション、ストレスを指します。
これができるようになると、単語や文章が正確に聞き取れるようになります。
こういった通訳で昔から使われていた
シャドーイングのような練習は
すでに様々な英会話学校で導入され始めています。
それは、通訳の能力を鍛えるためではなく
英語をある程度のレベルを聞き取れるようになるなるための訓練は
実はすでに確立されているということです。
これが通訳で使われている英語習得法が通常の英会話習得に近年導入されている理由です。
そして実はそれが最短で英語を伸ばすためのコツだったりするのです。
TOEICで900点超えても、英語のニュースが聞けない?
TOEICの点数が900点を超えても、まだリスニングに自信がないといって
入学される生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
そして皆さん当校の2ヵ月のプログラムで確実に成果を出していらっします。
聞こえるようになるということはどうゆうことか?
まずはそこからお話ししようと思います。
聞こえるようになるということは
上記で述べたように、まずは①英語を正確に聞こえる耳を作り上げる必要があります。
ここができていないと全く意味がありません。
そして900点をとっていても実は正確に取れる耳が確立できていない人がとても多いです。
ですが、しっかりとしたトレーニングを行うことで
この①聞こえる耳は短期間で強化することが可能です。
ただこの①聞こえる耳が確立されたところで、英語が理解できるようになるわけではないのです。
単語がすべて正確に拾えても
①構文や単語がわからない
②構文を瞬間的に意味処理できない
こういった理由でリスニングができないということも大いにあり得ます。
ではどう解消するのか?
①自分が鍛えたい分野を選定し、その分野の単語やフレーズ、最近の動向をインプットする
②英語を英語で理解できるようにする
この2つが重要になります。
例えばあなたが直近「アメリカ経済に関するニュースを字幕なしで聞けるようになりたい」そう思ったとします。
そうしたらそれに関するある程度の語彙力や知識が必要になります。
英語ができる人でも、もともとの知識力がないと理解に至りません。
もう一つは、英語を英語で処理できるようになることです。
これは最も重要で、最も厄介です。
日本人が英語を習得するのが困難な理由の一つが、語順が圧倒的に異なるという点です。
英語は基本的に大切な情報が文頭に来るのに
日本語は真逆で文末に来る傾向があります。
この「語順」を英語を読むときは英語の語順に従って理解できるようにするための訓練を行うことで
英語を聞いた時に、日本語に翻訳することなく、英語でダイレクトに意味処理ができるようになります。
これができるようになるためには
上記で述べた①音がしっかりと聞こえる②文法、構文理解がある程度しっかりとわかっている
この条件を満たしている必要があります。
TOEICの点数が900点以上なのに
リスニングに現在も自信がないという方は
今後どの分野の英語を伸ばしたいのか?を明確にすることで
よりリスニングを短期的に伸ばせようになるでしょう。
VOAやBCC,CNNニュースは学習にどんどん取り入れるべき
まだ自分には早いからと
英語のニュースを学習に取り入れていない人がとても多いです。
英語のニュースは、ネイティブが頻繁に使う単語に触れ合えますし
直近のニュースを英語で入手することで
よりその分野の理解を深められるだけではなく、その分野の「単語」にも強くなれます。
当校のレッスンは幅広い国際的なニュースを教材として導入して
アドバンスのクラスでは、そのニュースのディスカッションも導入しています。
そうすることで
「語彙力強化」と「瞬間的な英語のアウトプット強化」だけではなく
「外国人と時事問題をディベートできる力」を培っていくことができます。
生徒さんからいただいたメールです、この方はTOEICも800点後半です
世界のニュースを見聞きしていますが、
以前より聞き取れているような気がしています。 トランプ大統領やアメリカ政府などの発言は、 本当に聞き取りやすく感じています。 何を言っているのかわからないことはありませんでした。
こういった成長もしっかりと実感していただいております。
まとめ
さて、今回は「TOEIC900点とってもまだ英語が聞き取れないと実感されている方へ」でしたがいかがでしたか?
短期で今の英会話の伸び悩みを解消したいと思われた方は、60-DAY-CHALLENGEこちらのコースがおススメですのでぜひ読んでみてくださいね!
Language Boostは、英語を本気で延ばしたいと思っている方をサポートし、【英語脳】にする英会話教室です。
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