こんにちは、Language Boostの谷口です!
先週海外に出張に行っていた方からメールがありました
【海外にいるより、日本にいて英語を学習している方が英語が伸びている実感があるのですが、なぜでしょうか?】
この方は決して英語を使っていなかったわけではありません。
それなのに、本人は英語の成長を日本で学習していた方が感じたとおっしゃっています。
なぜでしょうか?
短期留学であればあるほど、英語のリスニングが伸びる人・伸びない人の違いは歴然です。
今回はリスニングが伸びる工程、そして英語のリスニングを日本でも伸ばすコツをお伝えしようと思います!
留学前の方であればリスニングを留学に実際に行く前に伸ばす学習法になるので、ぜひ活用ください!
目次
1:英語のリスニングが伸びる工程
2:短期留学に行ったときに伸びるのは”音を聞き取る”力
3:実は日本でも英語のリスニングは短期で伸ばせる
☆最後のまとめ☆
1:英語のリスニングが伸びる工程
子どもが英語を”母国語”として習得するリスニングと
すでに多言語が”母国語”で英語を第二言語として大人になってから習得するリスニングを伸ばす過程は異なります。
今回は”大人になってから英語を第二言語としてリスニングを伸ばす過程”についてをお話します。
英語のリスニング時に行われる2つの工程は、①音声知覚、そして②意味処理です。
①の音声知覚は、英語を正しく聞く能力
②の意味処理は、聞いた音を文章として理解する能力
この①と②ができることによって、リスニングが成立します。
逆に、このどちらかができないとリスニング時に”わからない、聞き取れない、理解できない”という状態になります。
2:短期留学に行ったときに伸びるのは音を理解する力
留学に行き、毎日英語を聞く習慣・環境にいると、上記でお話した①の音声知覚が強化されます。
音声知覚は「英語を正しく聞き取る力です」
例えば、apple(アポォ)と聞いて、瞬間的にアップル=appleという英単語=appleが音として判断できるということです。
ここでは”意味理解”をするステップではないので、意味を理解している必要はありません。要は”音が正確に取れているかどうか”だけです。
もう一つ文章で例をお話します。
海外の本社のオフィスに行ったあなたは、受付の人に
”プリーズ、ティッ ディ エレベーラー タッ エイ フロォ” といわれました。
あなた「please、elevatorって言っているけど、あとは何言ってるかわかんない、、、でもエレベーター乗ればいいんだよね、、、」
実際に受付の人は、Please take the elevator to the eighth floor. (エレベーターで8階までどうぞ。)といわれていたのですが、
please とelevator以外の音は正しく聞こえていなかった。
このtakeやto やeight floorなどがリスニングで音として判断できるのが音声知覚です。
次にリスニングの工程②の意味処理です。
この意味処理ができるようになるには、大前提として①の音声知覚(英語を聞き取る能力)があってこそできます。
例えば、先ほどのPlease take the elevator to the eighth floor. の文章。
take が乗るとかそういった意味があるということがわかっている必要もありますし、take the elevator to the eighth floor.という一文をしっかり内容保持できる力も必要になります。
内容保持をするというのは、例えば英語の文章が長いと音は聞こえているのに内容がどんどん頭の中から消えていく感覚になったことがありませんか?
英語は日本語の語順と異なるため、内容をうまく保持するには、英語を英語の文章で意味処理できる力も併せて必要になるのです。
②の意味処理は、単語の意味・文章の意味理解ができる能力です。
留学に行くとなかなかこの②の意味処理をいきなり伸ばすのは難しいです。
なぜかというと、②の意味処理は音を強化するほどシンプルに伸ばせないからです。
しかし24時間英語漬けの状態でいて、英語でコミュニケーションを留学中にとっている方であれば①の音声知覚は伸びていく”感覚”を実感できるはずです。
ただそれが上記の例でお話したように”聞こえた単語からの内容予測”であるケースも多いです。
では、次の章では日本で(海外でも)リスニングを伸ばすために必要な①音声知覚②意味処理を同時に伸ばしていくコツ・ポイントをお話します。
3:実は日本でも英語のリスニングは短期で伸ばせる
①の音声知覚は、留学期間中であればどんどん英語を聞くことで鍛えることができると思われがちですが、それは違います
ただ”英語を聞くだけ”で英語は伸びません。
重要なのは、”相手が何を言っているのかわかろうとする””シチュエーションを理解したうえで聞く”というのが大事です。
何も状況がわからない、何が起きているかわからない、かつ何を言っているのかわからない英語を聞いても、それはただの音の羅列に過ぎません。
ある程度状況がわかっていて、自分も聞く・伝える意識でコミュニケーションをとることで①音声知覚が伸びていきます。
ただ上記でお伝えしたように、①の音声知覚は音、②の意味理解、この①②ができてリスニングが成立します。
②は英語を視覚的によく読むようにしてください。
「リスニングなのにリーディング?」と思われるかもしれませんが、そうですリーディングはリスニングを伸ばすカギを握っています。
②の意味理解は、いかに多くの単語・文法・フレーズを知っているか、そして英文をいかに早く理解できるか?が重要です。
そのためにはまず視覚的にいろんな単語を知ること・文法理解を深めること、多くのフレーズを知ること、要はインプットにフォーカスした学習です。
そして、それを音読でしっかり落とし込んでいきましょう。
リーディングの弱点は、音に出して読まなければリスニング・スピーキングまで成長を実感することができません。
読めても、聞けない・話せないでは、コミュニケーション上で使えませんよね。
YOUTUEBでこのリーディングでリスニングを伸ばす方法を紹介しているので、ぜひ見てみてください!
音読練習でリスニング・リーディングを同時に伸ばす方法 – YouTube
まとめ
留学に来年行く予定であれば、まずリスニングを伸ばすトレーニングをするようにおすすめしています。
その理由としては2つあります。
1つは、比較的簡単に短期間で伸ばせるから。
2つ目は、コミュニケーションをとるうえで相手が言っていることが理解できるというのは最大の武器だからです。
英語は単語を使えばある程度意思を伝えられたりします(もちろん複雑な文章になればなかなか難しですが)
ただ相手の言っていることがわからなければ、単語も出てきません。相手の求めていることがわからないのですから。
リスニングを短期間で伸ばすには、①音声知覚②意味理解、両方への学習アプローチが必要なことはわかっていただけたと思います。
学習の流れは、YOUTUBEを見ていただくとわかりますが、
1.あなたの英語のレベルチェック
2. あなたのレベルに合った教材選び
3.成長に合わせてレベルをかけていく
4.正しい練習を継続して行っていく
このステップを踏んでいくことで、短期間でリスニングを伸ばすことができます。
ただこの一連の流れをご自身でするのは正直難しいです。
私の仕事は、この分析を正しく行い、分析に基づいてあなたに最適な教材・トレーニングをしていくことです。
2か月コース修了後にリスニング面での効果を実感できた為、更に延長をして今現在約5カ月が経ちますが、日々聞こえる音が増えており成長を実感出来ています!レッスンは宿題となっていた前回課題の振り返り。新しい課題を実施して75分が本当にあっという間に過ぎていきます。また、レッスン後には先生からの詳細なフィードバックが届き、何が良くなっていて何が課題か、そして次に何をすべきかが明確になります。これは個人学習では絶対に気付けないことですし、また、やるべきことがはっきりするので勉強に対するモチベーションも続きます。
個人のレベル感にフォーカスして授業と課題をセッティングいただけます。また、自身が『できていること』『できていないこと』を明確に伝えていただけるため、弱みとやるべきことも明確にしていただけます。高校以降ほぼろくに英語を学んでいない(逃げ続けていた)自分にとっては本当に良い経験となりました。
2か月後に英語のリスニングの変化を感じたい、リスニングを早急に伸ばす必要があるという方であれば、独学で当校で得られる成長は得られないです。
Language Boostは、英語を本気で延ばしたいと思っている方をサポートし、【英語脳】にする英会話教室です。
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