こんにちは、Language Boostの谷口です！
先日入会された方が「英語の学習で効果的と聞いて独学でシャドーイングをしてきたのですが、英語が伸びた実感がまったくない」と体験レッスン時におっしゃっていました。
シャドーイングの練習とは、音源を影のように追う英語のアウトプット練習です。
確かに、リスニングといえば最近はシャドーイング練習！という感じで英語学習の定番になっています。
ただ、このシャドーイング、そもそも何のための練習なのでしょう？
シャドーイングは、基本的に英語を聞き取る基盤を鍛える練習になります。
でも実はシャドーイング練習をしても英語のリスニングが伸びる人と、伸びない人がいます！
シャドーイング練習はしなくても英語のリスニングを伸ばすことができる人もいます。
今日は、あなたが実際におこなっているシャドーイングの練習が今のあなたの課題に合った練習になっているか？
効果的なシャドーイングの練習とはどんな練習なのか？をお話していこうと思います！
目次
１：シャドーイングは英語を正しく聞こえるようになる、でもリスニングそのものの力を劇的に伸ばすわけではない
２：シャドーイング練習だけで英語を伸ばすなら、○○をしよう！
３：シャドーイングをすればすべてOKでもない
４：あなたに合ったシャドーイング練習が知りたい？
☆最後のまとめ☆
１：シャドーイングは英語を正しく聞こえるようになる、でもリスニングそのものの力を劇的に伸ばすわけではない
シャドーイング練習といっても、実は種類があります。
大きく分けて、プロソディシャドーイングと、コンテンツシャドーイング。
プロソディシャドーイングは、基本的に聞こえてくる英語の意味などは考えずに、単純に音だけを追うシャドーイング練習です。
おそらく、多くの人がこの”プロソディ”シャドーイングをしている感覚で練習をしていると思うのですが、いかがでしょうか？
プロソディシャドーイングは、ネイティブが発する自然な音の変化をご自身で再現（音マネ）する練習によって、
英語の単語が一つ一つ正確に発音されてなくても、単語が正しく聞き取れる力をつける練習です。
要は、英語ではなく英単語を正しく聞き取る練習です。
例えば、I want to eat pizzaをアイワナイッ ピッツァといったりワンタイッピッツァといったり、
国や人、状況によって英語の単語の発音の仕方や音そのものが変わったります。
この音の変化を鍛えることができるのが、このプロソディシャドーイングの練習です。
一方で、コンテンツシャドーイングは、音よりもどちらかというと内容にフォーカスしたシャドーイングの練習です。
プロソディシャドーイングでは、細かな音の変化を再現できると理想的な練習ですが、このコンテンツシャドーイングは音の変化はそこまでしんけいしつにならないで、内容を予測しながら、内容を考えながらするシャドーイングの練習です。
このコンテンツシャドーイングは、音の変化がもう定着しており、音の変化はスムーズに出せるようになった人が、
英語の意味処理スピードを上げたり、英語の構文力・語彙力を鍛えたりするのに使えるシャドーイング練習です。
では、どちらの練習が自分に向いているのか？の判断ですが、
もしあなたが
①英語を聞いたときに”早いな、聞き取れない”というスピードの課題を感じる場合
②英語を聞いたときに全然わからないのに、英文で書き起こされるとめちゃくちゃ簡単な英語で驚いたことがある
この2つのどちらかに該当する場合は、プロソディ練習をするほうがいいです。
早い！と感じるのは、もちろん話者自体が早口である可能性もありますが、毎回どの人が話しても”英語って早いよね”と感じているのであれば、音がうまく聞き取れていない可能性が高いです。ですので、まずは英語の音をしっかり取れるように練習をするといいので、プロソディがいいでしょう。
もしあなたが
①音は聞こえるのに、内容がうまく理解できない
②文の末の英語のみ残って、うまく英語が理解できない
この感覚がある人は、プロソディとコンテンツシャドーイング、どちらも行うといいです。
なぜ両方の練習をした方がいいのか？というと、
聞こえる！と思っていても、実は聞き取りができていないケースがとても多いからです。
両方の練習をバランスよくするようにしてみてください。
２：シャドーイング練習だけで英語を伸ばすなら、精読をしてから練習をしよう！
シャドーイングって、できるようになると、感覚がつかめると、結構楽しい練習です。
なので、ついつい何も考えずに練習しがちなのがこのシャドーイングの練習です。
基本的に何も考えない練習であるプロソディシャドーイングを行う必要の方であれば、それでも問題ないでしょう。
ただ、もしシャドーイングだけでリスニングを伸ばしたい！と思っているのであれば、
英語がただ正しく聞こえるようになるだけでは、意味がないです。
最終的には、英語が正しく聞こえたうえで、正確に意味処理ができないと、理解したということにはなりませんよね。
ではどうするのか？
コンテンツシャドーイングをする前に、精読をして内容をしっかり把握することが重要です。
ステップとしては、①スクリプトを精読→②コンテンツシャドーイングをするといいです。
内容をしっかり理解したうえでコンテンツシャドーイングを行うことで、音読練習のような効果が生まれます。
そうなると、きれいな構文が作れる土台になりますし、語彙力強化にもつながります。
３：シャドーイングをすればすべてOKでもない
シャドーイングは確かに英語を伸ばすうえでとても効果的な練習ではあります。
しかし、何も考えず、あなたの課題が何かも明白にしないで、ただやみくもにシャドーイングの練習をしても、全く伸びない可能性もあるのです。
運よく、あなたの課題に一番必要な練習がシャドーイングであれば、短期間で英語を独学で伸ばすこともできるかもしれません。
でも、できないかもしれない。。。
やっている勉強が「伸びないかもしれない学習」だったら、勉強そのものがギャンブルみたいになってしまいますよね。
もちろん無駄な学習なんてありません、
やったことは必ずあなたの英語を伸ばす糧にしてくれます。
しかし、間違った学習は特に英語の悪い癖として残ってしまうこともあるのです。
例えば、
音に課題がある人がコンテンツシャドーイングを3年間したとしても英語のリスニングを伸ばせない、、、そういった状況になってもおかしくないのです。実際にそういった生徒さんが入学されたことが何回かあります。
例えば、正しくないフォームで筋トレをすると変なところに筋肉がついて逆に太ってしまったりするような感じです。
あなたに必要なシャドーイングを、あなたの課題にアプローチしたシャドーイング練習をすることで、短期間で英語のリスニングを伸ばせる意味のあるシャドーイングの練習になるのです。
４：あなたに合ったシャドーイング練習が知りたい？
体験レッスンではあなたの課題発見と、あなたに合った学習法までを紹介しています。
今まで独学で英語の勉強をしてきたけど伸びない、
英会話教室に通ったけどうまく英語を伸ばせなかった、
そんな人が「少しの変化」で短期間で英語を伸ばすことができるようにお手伝いをしています。
Language Boostは、英語を本気で延ばしたいと思っている方をサポートし、【英語脳】にする英会話教室です。
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